結婚内祝いとは

結婚内祝いのスタイルは、時間の流れとともに“お礼の品”へと姿を変えてきました。

もともと結婚内祝いは、お祝いをいただいたお返しとして贈るものではなく、幸せを周りの人におすそわけするものでしたが、時代や生活様式が変わるにつれ、出産内祝いそのもののあり方も変化してきました。そしてその内容も、昔ながらの「赤飯」や「紅白まんじゅう」といった縁起ものから実用性を重視したものに変わってきました。

贈る相手によっては、古くからの縁起ものが喜ばれる場合もありますが、必要以上に形にこだわらず、自分らしくステキな内祝いをしてください。

内祝いを贈るタイミング

結婚内祝いを贈る際に、いつ贈るべきかと迷いがちですが、一般的に内祝いの時期は「2週間から1カ月以内」が目安とされています。結婚内祝いの場合、遅くとも挙式後の一カ月以内にお贈りするのがマナーです。

また、結婚式を挙げていないけれどお祝いをいただいた場合も内祝いとします。こうした場合は、入籍してから一カ月以内を目安にお返しの品をお贈りしましょう。

結婚内祝いでタブーとされているもの

まずは縁起が悪いものです。「日本茶」「ハンカチ」「櫛」などはお返しにおすすめできません。

日本茶は、弔辞で利用されることが多いため、イメージが良くありませんし、お別れを意味するハンカチ、「苦」や「死」を連想させる櫛も縁起が悪いとされています。また、2や4など割り切れる数のセットのもの、「割れる」陶器やガラス製品も結婚内祝いにはふさわしくありません。

近年ではあまりこのような慣習にとらわれずにペアのグラスなども定番となっていますが、古くからの慣習を大事にしている方もいらっしゃいますので、年配の方などにお返しをする場合は配慮が必要かもしれません。